池谷教授/惜しまれる死去 管理人@クリスタル 【2006/03/17 10:59:28】[返信][削除] 『「ここをよく見てて。電気を流すと、ほら」。ドライアイスの煙がたまった箱に電極をつなぎスイッチを入れると、煙が垂直に立ち上った。「これが地震雲。地震の専門家にはバカにされますがね」。大阪大学名誉教授の池谷元伺(64)はあっけらかんと笑う。
ナマズを持ち出しただけで学会では非科学的と冷笑されたが、池谷は悪びれない。「非常識に挑まんと新しい学問は生まれない」。日本で理解されないなら世界でと、研究結果をまとめた本は海外で出版した。全国の中学、高校を回り、地震雲の実験もしてみせる。「学生にいつも言うてるんです。アホと言われても挑戦する精神を持てとね」』(「象牙の塔は狭すぎる」日経)
『科学がまだ進歩していないから「未科学現象」があるのではない。科学者が専門分野から出て市民の疑問に答えないから、未科学のままなのだ。大学が産学共同で稼ぐ独立法人の時代になっても、未科学を科学にする「遊び」を忘れて欲しくない。大学や科学財団が「遊び人」に自由に使える研究費の最低保障をしないと、ハイリスクでノーリターンの研究に手が出せず、思いがけない科学技術の「種」は生まれない。大学こそがリスク覚悟で賭ける役割を分担すべきなのだ。それに、理学研究科だからこそ、脱線して科学を楽しみたい。』(地震前兆の「モーゼ現象」−旧約聖書の「割れた海」/池谷)
大阪大名誉教授-量子地球物理学専攻/池谷元伺(65歳)氏が14日、心不全で死去された。池谷教授は、地殻からの電磁波が前兆現象の正体であるとして、地震雲の発生メカニズムについても、室内実験にて雲を見立てたドライアイスにパルス電磁波を照射し、筋状雲が形成されるのを証明してみせた。最近は大地震と前兆現象のTV
番組にもよく出演して、この地震雲や動物異常行動のTV公開実験を行っていた。
2000年11月に発刊された著書、「大地震の前兆--こんな現象が危ない」の出版直前、僕らがよく利用している前兆サークル掲示板にも取材の一環として登場して、「君たちのしていることは、決して非科学的ではない。これからも是非、頑張って続けていくように--」という暖かい励ましのメッセージを残していった。
近年、稀に見る先駆的な学者であり、地震雲の性質についても同教授が最もよく理解していた。突然のことで、あまりにも惜しまれる・・。
地震雲に理解を示す稀少なプロの科学者が、また一人、この世を去った・・。
多大なる功績に感謝し、心からご冥福をお祈りします。 |