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Re:チャイニーズネッシー統一スレ はぬまあん 【2002/10/14 00:46:39】[削除] 真面目な話を申しますってえと
湖の成り立ちに関して番組中で一切の説明がなく、
水中の動物相、並びに植物相の調査が全く為されていない状態で、
何ぼなんでも正体の特定まで行っちまうのは飛躍のし過ぎといえるでしょう。
公開された映像に関しても、仮にあれが生物だったとして、
専門家ですら難しい湖上の物体の大きさ判定なんてえことをを、
「あの」番組のスタッフに任せて大丈夫でしょうか?(笑)
個人的に許せなかったのは、
チャイニーズネッシーの正体に擬せられた原鯨類のバシロサウルスを、出演者が総じて
「恐竜みたいなもの」
呼ばわりしていたことです。
私はこの手の安物オカルトバラエティの信憑性を測る基準のひとつとして、
ネッシーの正体として語られることの多い
「プレシオサウルスを、恐竜呼ばわりしているかどうか」
に注目しているのですが、同じ爬虫綱双弓亜綱に属する鰭竜上目を恐竜と間違えるならともかく
(私の中では全然「ともかく」じゃあないのですが)
言うに事欠いて、厳然たる哺乳綱のバシロサウルスを恐竜呼ばわりするなぞ沙汰の限りであります。
まあれっきとした哺乳類のくせに
「サウルス」
なんて爬虫類を意味するギリシャ語を学名に冠しているのが誤解の元なのですが、
そこは国際命名規約というのがあって、生物の学名は最初につけられたものに優先権がありますから、
化石動物ならば最初に発見された当時の学説に照らし、
本来の属性とは異なった名前が付けられてしまうことも、ままあるのです。
(有名なとこでは、自分の巣を砂嵐から守って死んだのに、
他の恐竜の卵を奪おうとしていたと誤解され命名されたオヴィラプトル(「卵泥棒」の意味)、
あるいは発見当初、哺乳類と思われ名づけられてしまった特異な足跡の爬虫類、キロテリウムなどがあります。
キロテリウム論争に関しては、このHPでも紹介している吉田健一氏の「未知の世界・私の古生物誌(ちくま文庫)」に詳しいです)
ちなみに私の著書(って、言い切ってるよ)「未確認物体大百科」では、
「サウルス」といっては年少の読者に無用の誤解を与えかねないと考え、
オゴポゴ等に関して触れた記事では、「バシロサウルス」の別名である「ゼウグロドン」をあえて使用しています。
・・・頼むから番組のコーナーごと、コメンテーターには専門家を最低一人、付けてほしいものです。
思えば私が小学生時代、未知動物を始めとする超常現象ネタがあった時には、
親に就寝時間を延長させてもらい、テレビの前で食い入るようにしてみた
「知られざる世界」「すばらしき世界旅行」
といった海外のドキュメンタリー番組は、どんなキワモノ的なネタでも、真摯な姿勢で料理してたっけなあ・・・(遠い目)。
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