◆ 怪談狂言「耳なし芳一」専用掲示板 ◆
 『踊る耳・語る口』 

※野村万之丞氏オフィシャルサイト「TMDネットワーク」こちら
『この登場人物に言いたいヒトコト』こちらから

■野村万之丞氏総合プロデュース「怪談狂言」第2弾・2004年7〜8月公演「耳なし芳一」の話題専用掲示板です。
■アレコレ考えましたが、客席の一人一人としてせめてこういう形でひっそりと、でも賑々しく、
 野村万之丞氏への送り火を焚きたいと思いました。
 お一人でも多くの、踊りの輪へのご参加お待ちしております。・・・合掌。

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怪談狂言「耳なし芳一」について 恭@WP管理人 【2004/08/02 12:47:13】 [返信] [削除]
◎野村万之丞氏の演出による怪談狂言の第2弾公演
 <第1弾は昨年上演の「牡丹燈籠」
◎総合プロデュース:野村万之丞
http://www.sige-jp.com/kyogen/kyougen.html
脚本:田渕久美子
http://www.tabuchi-kumiko.net/
演出:大久保 昌一良

◎出演(パンフレット紹介順・カッコ内は管理人注釈)
安徳天皇 : デーモン小暮閣下
http://www.demon-kogure.jp/

芳一/建礼門院徳子: 及川 健(劇団・Studio Life)
http://www.studio-life.com/

和尚/平(たいら)井守(いもり): 松本 進(オペラ歌手)

平 万禄(まんろく): 野村 万禄(萬狂言)
http://www.sige-jp.com/kyogen/kyougen.html

平 子守(こもり)/芳 耳: 大坪 光路(壷踏(ことう))

平 山盛(やまもり): 張春祥(京劇)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~shincyo/index.html 

平 大盛(おおもり): サミュエル・ンフォー・ングア

◎演奏
弦楽器: 友吉 鶴心(主に薩摩琵琶)
http://www.biwagaku.com/

管楽器: 稲葉 明徳(主に篳篥)
http://inaba.lucklife.com/

打楽器: 朴 根鐘
(テグム、テピョンソ、伴奏チャンゴ、サムル楽器など、
 韓国の伝統楽器の演奏家)

◎スタッフ
演出助手: 久垣 秀典
舞台監督: 菅原 香織
照明: 吉田 裕美
衣裳: 古閑 久美子
音響: 伊野 眞紀子

企画・著作: (有)コースケ事務所
http://www.tmdnet.tv/think.htm
製作: (株)TMDネットワーク
http://www.tmdnet.tv/make.htm


●公演日程 恭@WP管理人 【2004/08/02 12:54:42】 [削除]
●7/23(金)山口県 下関市民会館 大ホール
(財)下関市文化振興財団(財団主催事業)
http://www.scpf.jp/cultural/cultural.php?cultural_id=51

入場券:5/28〜発売 一般3,500円(当日4,000円)
電話予約「あり」
託児サービス「あり」対象:0歳〜3歳児 
 料金:無料
 時間:コンサート開場時間より終演まで
 申込方法:公演日10日前までに電話予約

問合せ:下関市民会館(0832-31-6401)

●7/24(土)福岡県 福岡市 大濠公園能楽堂
福岡県福岡市中央区大濠公園1-5
http://www3.coara.or.jp/~fukukoen/ohori/ohori.htm

入場券:5/15(土)〜発売
 チケットぴあ Pコード353-831 http://t.pia.co.jp/
 e+ http://eee.eplus.co.jp/index.html
指定席S6500円 A5800円 正面自由席桟敷席5000円 
学生券(当日座席指定・引換時要学生証)3000円

問合せ:M2エージェント/ 092-714-0120

「e-fukuoka 福岡の舞台」
http://www.e-fukuoka.co.jp/efukuoka/event.taf?ts=detail_ev&gr=30000&ev=70086

●7/25(日)島根県 島根県民会館大ホール
主催/ハーン100年祭事業実行委員会
共催/島根県文化振興財団(島根県民会館)

入場券:6/1(火)〜発売 
 全席指定・税込 S席4000円 A席3000円

問合せ:松江市観光文化課 TEL0852-55-5293
島根県民会館しまね文化情報コーナー TEL.0852-22-5556
http://www.cul-shimane.jp/houichi/houichi.htm

●7月27日(火)〜31日(土) 国立能楽堂(東京・千駄ヶ谷)http://www.ntj.jac.go.jp/index.html

入場券:S席\7000 A席\6000  5月10日〜一般発売
e+・アクセスコード 893001
http://mars.eplus.co.jp/ss/kougyou/syosai.asp?kc=005931&ks=27

問合せ:TMDネットワーク(03-5766-6052)

●8/1(日)富山県 富山能楽堂
http://www.aubade.or.jp/nougakudou/
〒939-8224 富山市友杉1097番地  
TEL/FAX(076)429-5595

問合せ:TMDネットワーク(03-5766-6052)

●8/26日(木)熊本城お城まつりで、まつりの企画の1つと
して上演予定。
「お城まつり[熊本城では四季をとおして、「お城まつり」と称し、様々なイベントが行われます。特に、「秋のお城まつり」は市民文化の祭典。伝統芸能の披露や、熊本城太鼓響演会、熊本城薪能等の多彩な催しが開催され、期間中、まちは文化の香りに包まれます。(熊本市広報より転載)」

公演詳細については「調査中」とのこと
お城まつり問合せ:
 熊本城総合事務所 TEL:096-359-6475
 http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/
 e-mail:kumamotojou@city.kumamoto.lg.jp

 熊本市広報課 
 http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/shiseidayori/
 e-mail:kouhou@city.kumamoto.kumamoto.jp


熊本公演・詳細について 恭 【2004/08/03 00:41:48】 [削除]
●8/26(木)19:00〜

場所 熊本城宇土櫓前広場(熊本市)
   雨天時 熊本市民会館
http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/content/web/asp/kiji_detail.asp?NW=1&ID=1591&LS=26

問い合わせ くまもとお城まつり事務局(熊本城総合事務所)
TEL 096-359-6475
休日又は午後5時以降はTEL 096-352-5900

熊本城の入園料のみで観ることができるそうです。

高校生以上:500円(午後5時以降200円)、
中学生以下:200円(午後5時以降100円)
熊本市内の小中学生は名札か生徒手帳を提示すれば無料、
お城まつり期間中、午後5時以降は浴衣でお越しの方は
無料、との事。ご参加される皆さま、ぜひ浴衣でどうぞ♪


閣下曰く、『演劇版の「邦楽維新collaboration」』 恭 【2004/08/04 13:11:50】 [削除]
怪談「狂言」と銘打たれていて、会場も能楽堂が多いので、
てっきり「ちゃんとした狂言」だとウッカリ思い込んで
いたこの公演の傾向と対策について、閣下が公式サイト
「デーモン閣下の啓示板」にて7/22付で書き込みをされて
います。

閣下曰く、
「『いわゆる古典(的な手法の)狂言』、『能・狂言』ではない。
『狂言のエッセンスが入っている現代演劇』」、
「いわば、演劇版の「邦楽維新collaboration」への出演」。

完全現代演劇という訳ではなく、セリフ回しや所作などは
割合本来の形を踏襲しつつでも囚われず、ワールドワイド
に変幻自在と言う印象でした。


舞台に関する拾い書き・アレコレ 恭 【2004/08/05 08:51:58】 [削除]
●閣下E-Mailマガジン情報・第33号(7/29)より抜粋
「能舞台豆知識」<()内は管理人注釈です

◎舞台を1周回ると場面や時刻の変化を表す
◎ある方向に向いて喋ると独白(モノローグ)になる
◎花道状(舞台左手から本舞台に続く廊下)の「橋掛かり」は
 現世とあの世の橋渡しの意味
◎舞台の床に肌が触れるのは良くない
◎「化粧」をしたものは基本的に楽屋にも舞台にも
 上がれない
(いずれも舞台を汚してはいけない為)
◎「カーテンコール」が行われた事は無い
◎(今回の公演は)「退屈な古典」では無い

●閣下E-Mailマガジン情報・第34号(7/30)より抜粋
◎「曲者集団」
◎ポジティブ思考で日々新ネタを加え緊張感を持続、
 同じ舞台は1回もない

●閣下E-Mailマガジン情報・第35号(8/4)より抜粋
◎開催されること自体が奇蹟だった
◎能舞台史上初の「2度のカーテンコール」
 「スタンディングオベーション」


舞台に関する拾い書き・アレコレ 恭 【2004/08/05 09:14:55】 [削除]
●稲葉明徳氏公式サイト
http://inaba.lucklife.com/
「Message Board」の氏ご自身の書き込みより抜粋
◎彼は天才的
◎(↑誰の事なのかは)観に来た人だけに感じてほしい

●稲葉明徳氏の
 「耳なし芳一」パンフコメントより抜粋
◎稽古初日、出掛ける直前に万之丞氏の声が聞こえ、
 普段持って行かない楽器を沢山車に積み込んだ
 そのお蔭でオープニングの音楽が作れた

●サミュエル・ンフォー・ングア氏の
 「耳なし芳一」パンフコメントより抜粋
◎「アフリカ出身の俳優である私が、能舞台で、
 ギリシャ生まれのアイルランド人小泉八雲の
『耳なし芳一』を日本・韓国・中国の芸術家と
 ともに演じます」
◎多様な文化の共存の証明であり、芸術分野の
 境を越えた結晶


「君が耳を踊るんだよ」 恭 【2004/08/05 09:38:11】 [削除]
今回の舞台の重要なキーワードのひとつ、「踊る耳」。
舞台での余りのインパクトに、このコーナーのタイトルにも
使ってしまいました。

●「耳なし芳一」パンフより
◎舞踏の大坪光路氏、野村万之丞氏より
 「耳、大坪君の耳、君が耳を踊るんだよ」
 と言われる

◎同パンフ・閣下コメントより
「壮大な謎解き」
 万之丞氏が遺したメモ「踊る耳」について模索中
 友吉氏「耳は知らない内に色々と聴いていたんだよね」
 の言葉に閃く閣下。
「そうか、『よき口』に出合わないと耳からは意志が
 伝えられないんだ!」


真の脚本家=閣下 恭 【2008/11/10 13:28:25】 [削除]
D.C.10('08)11月発行のデーモン小暮閣下公式FC「縁魔堂」会報
「魁鵬(仮名称)IX」誌上インタヴューにて、この公演の真の脚本家は閣下だったと閣下ご自身が語られています。
・・・そ、そうだったんだぁ〜〜〜!

詳しくはぜひ閣下公式FCご入会の上、本文をご覧ください。

●「ぼくちん、はっちゃい」「安徳天皇」「同盟」略して『BAD』● 恭 【2004/08/02 18:21:16】 [返信] [削除]
わずか3歳で即位され、8歳で壇ノ浦の海中に女官もろとも
身を投じ、それから何百年もの間ご家来衆に駄々をこね続けた
孤高のやんごとなきお子様帝、安徳天皇について語るスレッド
です。

なおスレッドタイトル
「ぼくちんはっちゃい・安徳天皇・同盟」
は、ぶえる氏の発案によるものです。
<どうもありがとうございます〜m(__)m


ぼくちん、はっちゃい! ぶえる 【2004/08/02 23:08:49】 HomePage [削除]
言いだしっぺ、のようで。(苦笑)

なんと言っても、今回のキャスティングの妙は、「8歳の幼帝」に、閣下をあてたことでしょう。
これは、個人的には、魔法使いに閣下を配した昨年の「シンスト」に勝るとも劣らぬ配役の妙だと思います。

10万歳を過ぎた閣下が、8歳!
それだけでもうハート鷲摑み!なんですが。(笑)

たとえば、ふて腐れてたり、呆けたり。
あるいは、井守に後方から、ひょいと抱えられじたばたする様。
まさにやんちゃな8歳のやんごとなきお方以外の、何者にも見えなかったのですが・・・。
皆様は、如何だったでしょうか?


安徳帝8歳のお誕生日・・・ 恭 【2004/08/07 21:31:41】 [削除]
劇中、平万禄の「(帝の)明後日の8歳のお誕生日までには」
と言うセリフがとても気になっています。

「と言うことは今ホントは帝は8歳でなくて7歳?」
「しかも、きっと数えで8歳だろうから、実年齢は6歳?」
「しかし普通、6.7.8歳の少年は「はっちゃい」とは
 言わないのでは・・・」etc、etc・・・。(笑)

きっと、既に亡霊であられるのでお誕生日が何回来ても
ずーっと「8歳のお誕生日」なのではと思うのですが
どうなんでしょうか。

因みに安徳帝のお誕生日は、『西暦1178年11月12日』
・・・だそうです。
帝が「Smoke on the water」をお歌いになっていたのは
11月10日・・・と言うことに・・・<だから何だ〜(笑)


「ぼくちん、はっちゃい」じゃなかったかも??? 恭 【2008/08/09 21:26:54】 [削除]
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008080901000161.html

こんな所の書き込みに気付く方が果たしていらっしゃるのか危ぶみつつ、
「ぼくちん、はっちゃい」ではなかったかもしれない安徳天皇な話題です。

先日何気なく見ていた歴史ネタのTV番組でも取り上げていたのですが
「実は入水して亡くなったと思わせておいて、平家の落人と共に
隠れ里で23歳まで生き永らえていた」
という伝説がDVDアニメ化されたとか・・・。

これは通販を申し込むしかない???
<・・・って閣下全然関係ないのに・・・

張春祥氏の公式サイトに・・・ 恭 【2004/08/26 18:32:17】 [返信] [削除]
平山盛役でご出演の京劇俳優・張春祥氏のメールマガジン
8月号で、氏が閣下のエピソードを語ってらっしゃいます。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~shincyo/index.html
↑トップページのリンクか、入り口→メールマガジン、から
 8/23配信号へどうぞ〜♪(*^^*)


祝!千秋楽♪ 恭 【2004/08/27 20:44:38】 [削除]
昨夜、熊本城まつりでめでたくも千秋楽。
おめでとうございます〜〜〜。m(__)m

熊本の地元紙「熊本日日新聞」のニュースサイト
「くまにち.com」に、公演記事が掲載されています。
http://kumanichi.com/index.htm
直接リンクはこちら↓
http://kumanichi.com/news/local/main/200408/20040827000044.htm

2004年8月27日 05:58配信
「怪談狂言「耳なし芳一」 熊本城内宇土櫓前特設舞台で上演」


朝日新聞・熊本版にも・・・ 恭 【2004/09/01 20:47:26】 [削除]
閣下E-Mailマガジン情報です。

本日9/1(水)朝日新聞・熊本版朝刊にも、
閣下のインタビュー付きで「怪談狂言 耳なし芳一」
の熊本公演の記事が出ているとの事です。

検索してみた所、ネットでも、同じ内容かどうか
不明ですが記事が見られるようです。

「asahi.com」MY TOWM熊本
2004年9月1日 更新
http://mytown.asahi.com/kumamoto/
「熊本城でアーティストが競演」


“LOOKatSTAR!OVATION ’04-’05―04年の演劇を総まとめ” ぶえる 【2005/04/04 00:12:01】 [削除]
『LOOKatSTAR!OVATION ’04-’05―04年の演劇を総まとめ』
(テレビライフ編集部/学習研究社)

及川健氏(Studio Life/芳一・建礼門院徳子役)のインタビューがあり。
「怪談狂言・耳なし芳一」についても触れておられます。
(抜粋。引用)

(前略)外部出演したのが「耳なし芳一」。この作品は古典狂言を
大胆にアレンジしたものであったが、総合プロデューサーの
野村万之丞氏が公演前に急逝したこともあり、彼自身にとって
忘れられない舞台となった。
「このときほど役者と演出部を含めたミーティングが
行われた公演はないと思います。
初日を終えるまでどうなっちゃうんだろう、って心配でした。」
しかしカンパニーが一丸となり、結果を出すことができた。
地方公演も好評のまま幕を閉じた。(後略)

怪談狂言「耳なし芳一」・物語概略1 平撫得 【2004/08/02 22:47:14】 [返信] [削除]
ブザー、暗転。客席までもが真っ暗に。
まずは演奏陣(薩摩琵琶他:友吉鶴心氏、篳篥他:稲葉明徳氏、韓国楽器他:朴根鐘氏)が、舞台上手の所定の位置に。
客席前方の扉。下手から、恰幅のいい袈裟を着た和尚が、上手からお稚児さん衣装のようなのを着た美青年が入り、手にした蝋燭で、舞台の前、灯火台の蝋燭に火を灯していく。
ぼっと闇のなか浮かび上がる舞台。幻想的な空間。
真ん中あたりで一礼するふたり。退場。
(和尚:演・松本進氏 美青年=芳一:演・及川健氏)

舞台、明るくなり、橋懸かりから、ギーギー・・と云いながら、すべる様な足取りで侍装束の人物(平万禄:演・野村万禄氏)が登場。手に竹の竿。櫂で船を漕ぐ所作
「この辺りに住まいいたす・・・」と、朗々と名乗りを上げる。自分は壇ノ浦で滅ぼされた平家一門のもの。我が君・安徳天皇は退屈しており、家来に、琵琶法師を探させに行っているが、遅いと言い、釣竿(=櫂であった竹竿)を垂れる。
続いて、3名の武者が、それぞれにやり,鎖鎌,得物をもって現れ、名乗りを上げる。
平大盛:演・サミュエル・ンフォー・ングア氏
平子守:演・大坪光路氏
平山盛:演・張春祥氏
演者の母国語でのそれぞれ名乗り。日本人が演者であるはずの子守は、日本語わからなくって大盛に教えてもらったり。
琵琶法師・芳一が見つからぬのを叱責する万禄。と、おごそかな音楽が流れる・・・
「我が君のお出ましじゃ」と、屏風を左右に広げる子守,山盛・・・演奏陣は、なぜだか耳慣れたイントロを奏でる・・・そして、安徳天皇asデーモン小暮閣下の御登場!
拍手と、その存在だけでわきおこる爆笑。
御衣裳は・・・すみません、歴史に明るくないんでよくわかりませんが、この時代のやんごとなきお方がお召しになる束帯でしょうか? 上から着ているのは、眼にも鮮やかな橙の衣装。頭に金色の冠。(電球×2の仕込みあり(笑))
「へへへい、へい。マイク!」と万禄に振る安徳帝。万禄は櫂、釣竿であった竹竿を帝に渡す。聞きなれたイントロは・・・Smoke On The Water(爆)
歌詞は替え歌で、壇ノ浦の合戦で平氏が勝ちそうだったが、風向き変わって、負けてしまった、といった感じ。そして・・・
♪戦(いくさ)に負けた、負っけたわ〜 負っけただわ〜
というメロディに乗せて、部下たちも大合唱、会場も大手拍子。挙句に、締めでシャウトまで。(笑)
朕の誕生日までに、琵琶法師は間に合うのかと、帝。
「明後日の8歳の誕生日までには・・」と応じる万禄。
「はっちゃい。ぼくちん、まだはっちゃいなの!?」(大爆笑)
琵琶法師を探し出せ、探し出さねば、生命ないと思え、と万禄に云う帝。
「ははっ・・・・いやもうとっくに死んでいるんですが」(会場爆笑)
「死して屍拾うものなし!」と帝に言われ、平伏する万禄。
見つかったという「メールが来ました」(笑)ということで、琵琶法師を探しに出かける万禄&大盛。
残った帝。「望みもしないのに3歳で帝にさせられ、8歳でおばあさまに抱きしめられ無理心中・・・」とまったくの現代口調で自らの人生と運命を嘆じる帝。
退屈じゃー、と、横たわり大の字になる帝。なんだかよくわからん呪文のようなものを唱える「よくちー、くゎぅくゎう」とか・・。
風に乗って聞こえてくる琵琶の音色。それを心行くまで聞きたいと。
そして「朕と同等なものなどいない、孤独だ」と左腕をさすりながら、屏風の向こうに退出する・・・。


物語概略2 平撫得 【2004/08/02 22:48:40】 [削除]
場面は変わり。
舞台上には、芳一。そこにやってくる和尚。
お前の琵琶が好きだと、和尚、すりすり。
検校(けんぎょう)師匠から厳しい折檻に逃げ出し、和尚に拾われた、と語る芳一。
その時に出来たという、左腕の鳥の形をしたあざをさすりながら、このあざを見るたびに、検校が憎い、と和尚。
そして♪憎しや、憎し検校め 愛しや、愛し芳一〜 と・・・耽美な雰囲気。
檀家と話しあって、お前を一緒に京の都に連れて行く、という和尚。
都でのお前の成功を、わしは望むと和尚。そして朗々と、
♪心の穴 空けると閉じる からだの闇 埋めたら開く〜 と歌い、
さらに、都を追われたが、いつかもう一度、花実を咲かさん、と心の声を歌う和尚。耳をふさぐ芳一。
檀家に呼ばれ、出かける和尚。一番いい音を聞き分けるこの耳は、心の声まで聞こえてしまう・・・と嘆く芳一。8歳までの記憶がないと、そして。
♪心の穴 空けると閉じる からだの闇 埋めたら開く〜 歌う芳一。
上機嫌で歌いながら戻る和尚、再び出かける。すると、芳一の周りを、謎の白い装束の人物(演・大坪光路氏)が怪しげに舞い踊る。
そして「いたわ、いたわ、あの大きな耳の持ち主が芳一だ」と万禄&大盛が橋懸かりに登場。白装束は、退場。
芳一に「やんごとなき方に仕えるもの。我が君の前で、語ってもらいたい」と万禄。かしこまりました、と応じる、芳一。
大盛に、おぶっって差し上げろ、と命ずる万禄。
大盛は「アイ・ドント・アンダスタンド」(爆)
万禄「きゃりー、きゃりー、ばっく!!」
おぅ!とか云いながら、大盛、万禄の背中に。(笑)
そして、芳一、大盛に背負われ、万禄とともに退場。

舞台上には、小盛と山盛。厳かな音楽が流れ、屏風を開くと、安徳帝as閣下。
厳かな音楽の中、舞台をくるりと一周し、真ん中あたりで、ぺたん、と座り込む。
ぼーーと呆けたような表情。そして
「退屈だー!音楽も退屈ーー!!」
演奏止まる。すまなそうに頭を下げる稲葉さん。(爆)
「あーあ、隅田川の花火大会行きたいなー」(笑)
この「隅田川花火大会」は、東京楽日のフレーズ。楽前日は「新選組フェスタ」各日ごとんぼ日替わりフレーズだった模様。
ここで、平山盛と子守がそれぞれ、格別の出し物を、と。
「あ、そう。よきにはからえ」と、いかにもな口調の帝。
山盛、中華風な歌(裏声)とカンフーアクション、素で受ける帝as閣下「だが評価の基準がわからん」と。(笑)
続いて、子守が新しき舞を披露すると。「新しき舞・・・倉木麻衣」とかぼける帝。(笑)
足を上げるバレエのような「神武、綏靖、安寧、懿徳、孝昭・・・」と、歴代天皇の御名前を語りながら、手のひらを返しつつ、歩く。途中「太陽は、海の友達さ、しーさいどばうんど」なんていうフレーズが入る。「朕はまだか?」と帝。(笑)
途中、もうよい!とさえぎる帝。
「悪くはないが、朕の心は埋まらん」と。
と、御所に戻ってくる万禄。芳一とは途中ではぐれて・・というと・・・
帝「お前を蝋人形にしてやろうか!」(爆)
懐から携帯電話を出して、ピピっとかける素振りの万禄。
万禄「今、出たそうです」 帝「そば屋かぁ〜!!」(笑)
そして、大盛に背負われて、芳一登場。求めに応じ、平家物語より「壇ノ浦の合戦」のところを。扇子でもって、琵琶を弾く所作、歌いだす。途中、友吉氏の歌と重なり、友吉氏の琵琶と歌が、会場に響く。
その様子に、涙をぬぐう仕草をする帝&万禄と家来たち。
哀れな語り、切ないと、あるいは、あの時、潮の流れが変わらなんだら〜と嘆く家来たち・・・。
そろそろ寺に戻ると芳一。帝、明日も参り、「平家を語れ」と。大盛に背負われて退場する芳一。
♪心の穴 空けると閉じる からだの闇 埋めたら開く〜 歌う安徳帝、退場。


物語概略3 平撫得 【2004/08/02 22:53:18】 [削除]
場面変わって、琵琶を激しく奏でる芳一。そして、琵琶の音色は聞こえるのに、芳一はどこじゃ!!と探し回る和尚。最近、芳一の様子がおかしい、と・・・。

また場面は変わる。
帝&万禄の前に、芳一。今夜は満月、宴の準備をして参れ、と万禄に命ずる帝。舞台上は、帝&芳一のふたり(?)に。
琵琶を語る、芳一。聞き入る帝。
満月も明日には欠けると語る帝。自分は目が見えぬ故、世の中のありようがわからぬ、生きている意味がわからない、と応える芳一に、朕は死んでいる意味がわかりたい、と帝。
「そちの琵琶の音色が懐かしい」という帝に、「私も初めてお会いした気がしない」と、芳一・・・・。
帝に手を取られ、送られる途中。
ここで一緒に暮らさぬか、地位も名誉も望むまま、と芳一を口説く帝。、もう一日考えてさせて下さい、と芳一。
芳一に「母は健勝なるか」と尋ねる帝。しかし、芳一は「物心ついたときより、母をおりません」と・・・そして、去っていく芳一。
本当に自分の琵琶を喜んでくれる、という帝の心の声に感動しつつ、どうすべきか、と迷い、悩む芳一。
そして、帝as閣下、芳一、橋懸かりには和尚。
というフレーズの、それはそれは美しい三重唱・・・・。
♪心の穴 空けると閉じる からだの闇 埋めたら開く〜 

暗転、場面変わり。
舞台上、激しく琵琶を奏でる芳一。そこに和尚がやって来て、演奏をやめさせる。
「やんごとなき方の御前で無礼です!」と怒る芳一に対し、ここは平家一門の墓の前であると、毎晩安徳帝の前で、琵琶を語っていたのだと和尚。このままでは取り憑かれて、黄泉に連れていかれるぞ。驚く芳一。
そして亡霊たちから見えなくなる術をかける、というと・・・
「亡霊たちは優しゅうしてくれました」とうろたえる芳一に対し、和尚一喝。
芳一の周りを回りながら「ぎゃーてーぎゃーてーはーらぎゃーてー」と般若心経を唱える。いつしか、芳一も手を合わせる・・・。

暗転。
「芳一・・・芳一・・・?」閣下の声。ドンドン、ドドンという踏み鳴らす音。
「ほおぅいちぃっ〜〜!!!」という、恐ろしげな叫び。琵琶をかき鳴らす音。そして、ふしゅるふしゅるぎゅんぎゅん・・・という、なんとも表現のしようのない効果音。

暗い舞台上に。
また現れた白装束。先と異なるのは、両の手から、赤い紐状の布を垂らしていること・・。
幻想的な音楽にあわせ、不思議な舞を踊る・・・。
舞台上に、帝と、万禄&家来たち。家来たちは侍装束ではなく、束帯。
小盛の代わりに、和尚役の松本進氏が束帯姿。(役名は平井守)
「これは、芳一の耳でございます」と、万禄。
そう、さきほど暗転した場面、不思議な効果音は、亡霊に耳をちぎられた、という表現で。
謎の白装束は、ずばりすべてを聞き分ける、芳一の耳、というわけだったのです!!
この世のすべてを聞いてきた耳も、相性の良い口に出会わねば語れない。いろいろな口とお見合いをさせよう、と。
まず家来たちから試してみようと。
ひらひらと両手を山盛の前で振る「耳」万禄、山盛に上着を着せる。
福岡、島根では、帝の「いんすとーるされておる」というセリフもありましたが・・・東京楽前、楽日は、なぜか、なかったような・・・。
中国風のメロディに乗せて、大きい扇子を広げ、上着を翻しながら舞う山盛。途中、これまた扇を広げた万禄も舞に加わる。ばしっと最後ポーズを決めるふたり。「那須与一」を表現したもの、だそうである。
「これはなかなか面白いが、肝心な謎がわからぬ」と帝。
続いて、大盛&井守に「いんすとーる」する「耳」
やにわに帝を後方から、ひょいと抱え上げ柱のところまで移動させる井守。「なにをする。どうするのじゃ」じたばたとする幼帝as閣下、らぶりぃ。(笑)
異国語で「敦盛の最期」ということで、最初は軽快なリズム、ステップで、アフリカンダンスを歌い踊る、途中合いの手を入れる井守。踊りに合わせて上半身で踊る帝&家来たち。一転、ひざまづき悲嘆の体の大盛。歌は、井守のオペラ。重低音の歌声が響く。拍手。
「実に写実的(笑)だが、朕の知りたいことはまだわからぬ」と帝。


物語概略4 平撫得 【2004/08/07 22:03:26】 [削除]
ふたたび、ひらひらと「耳」。すると、屏風の向こうより、尼僧姿の人物=建礼門院(演・及川健氏)が現れる。
安徳帝ともども入水したが自分ひとり救われ悔しい・・と語る建礼門院。
俗名を問う帝に「先の中宮、建礼門院徳子さま。お母上、中宮徳子さまです」と万禄、井守。
後白河法皇の前で、安徳帝の御崩御のようすを語るという設定な徳子。
安徳帝は、勇ましく源氏をにらみ、因果経を唱えていたと。そのフレーズが、最初大の字で口走っていた、「よくちー云々」というそれ、だったのです。
因果経を唱えながら、平氏のものも、そして祖母に抱かれた安徳帝も海に入って行ったと・・・。自分も海に入ったが、生きながらえた、因果であると・・・。
「そうであったか!お母上は御健勝であったのだな!それが知りたかった・・・」と帝。
謎がとけ・・・「では参るとするか・・・」
友吉氏が琵琶を奏でる♪祇園精舎の鐘の声〜 諸行無常の響きあり・・・
帝に、白装束を着せる万禄。その周りを合掌しながら歩く家来たち。
そして、家来たちのつくる騎馬のうえにまたがる、帝。ゆっくりと舞台を回る。

♪生きるものも死せるものも 思いは同じ 形は違えど 思いは同じ
ただ春の夜の ただ春の夜の 夢まぼろしのごとくなり〜

歌う、閣下。その歌は続いて合唱になる。左腕をまくりあげる帝のその腕には、芳一と同じ鳥の形をしたあざが・・・・。
橋懸かりから去っていく一同。拍手拍手。

太鼓のリズム、手拍子に乗って出演陣再登場。狂言ではありえないはずの「カーテンコール」
まずは、橋懸かりで一礼。そして舞台でも一礼。
その後、出演者全員、打楽器を受け取り、打ち鳴らしながら。建礼門院は木魚を鳴らしてるし。(笑) にぎやかな退場・・・・。
大拍手大拍手・・・・・。


物語概略・・・ ぶえる 【2004/08/07 22:06:20】 [削除]
という感じの物語の流れですが。
ただ文字を羅列しただけでは、とてもとても伝え切れません。
また、イロイロな所作の意味合いや、例えば安徳帝と芳一の関係など考えさせられる部分で、それぞれ皆様の解釈もあろうかと思います・・・。
それに、「日々新ネタを加え(緊張感の持続という目的もある)今まで全く同じ舞台を一回も行うことなくあと4本ある」
(閣下のE-MAIL MAGAZINE:7月30日付より引用)
とのこと・・・各地各地で「曲者集団」達が繰り広げたイロイロな仕掛け、ネタも知りたいところです・・・。
追加や、捕捉等、宜しく御願い申しあげます。


灯すものあれば・・・ 恭 【2004/08/07 22:07:21】 [削除]
>平撫得さま
目に浮かぶような詳細な内容説明、どうもありがとう
ございます〜。m(__)m

舞台冒頭で、和尚と芳一が一つひとつ灯して回った蝋燭は、
終演後に演奏陣と同じ黒地に赤い縁取りの唐風の衣装を
お召しの「綺麗なお姉さん」が、上手から下手へ一つひとつ
長い棒状の金属の先に半球状の部品が付いた道具を炎の上に
伏せて、消して回られてました。

客電が点いて、客出しが始まっていても、ちゃんと消す所
まで舞台の内なんですねえ〜。(*^^*)

>日替わりネタ
「7/28(水)の安徳天皇の「○○マイ」ネタは宝生舞」
だったと、「PULG in TOKYO」7/29放送中、レポーター
のマッキーこと仲田真紀子嬢より報告アリ


「よくちー、くゎぅくゎう」 恭 【2004/08/07 22:08:40】 [削除]
安徳帝が唱えておられた「因果経」について、少しだけ
調べてみました。

●過去現在因果経
5世紀に求那跋陀羅(ぐなばつだら)によって漢訳された、
全4巻の仏伝経典。
前世に釈迦が善慧仙人として普光如来を散華供養し、
未来に成仏の約束を授けられたことを述べ、入胎、出家、
降魔といった苦行を経て覚りをひらき、その後多くの
人々を得度させたことを説いている。

劇中使われていたのは、次の一節のようです。

「欲知過去因 見其現在果 
 欲知未来果 見其現在因」

過去の因を知らんと欲すれば 其の現在の果を見よ 
未来の果を知らんと欲すれば 其の現在の因を見よ


正確な読み方がよくわからないので、ご存知の方が
いらしたらぜひ補足をお願いいたします〜。m(__)m


「春の夜の夢」と「心の穴」 恭 【2004/09/22 10:46:24】 [削除]
稲葉明徳氏が、ご自身のサイトの掲示板で、劇中曲について
触れていらっしゃいます。(記事No.688)

●『仮称「春の夜の夢」』
 詩:閣下 曲:稲葉氏

●『仮称「心の穴」』
 詩:閣下 曲:稲葉氏

http://kyushu.yomiuri.co.jp/yjigyou/kouro/kouro.htm
↑野村万之丞氏の遺作である上記の舞台でも、
 稲葉氏が演奏されたそうです。

熊本県民からの「お城祭り」怪談狂言・耳なし芳一公演情報 高倉 雅 【2004/08/13 22:05:18】 HomePage [返信] [削除]
久しぶりでございます。
大盛況の内に怪談狂言も一段落し、あとは熊本公演を残すのみとなりましたね。
てなわけで。
もし、御来熊の方がいらっしゃればと思いまして、公演会場、宇土櫓についてご説明します。

8月は熊本では「お城まつり」が熊本城内で行なわれます。
そのイベントの一環で、8月26日に、閣下の「怪談狂言/耳なし芳一」が上演されます。
このお祭り、なんやかんやとテレビや新聞のローカルな欄で取り上げられていますが、頻繁に閣下のお名前が登場すると、やはり嬉しいもの。
田舎な地元では、閣下のお名前なんて、全国版のテレビ欄にしか登場しませんからね。
しかも・・・タダだし。
お城への入場料だけなんですね。
17時以降の入場だと浴衣を着て行けば、その入場料さえ免除。
嬉しい悲鳴です。
「宇土櫓」という熊本場内の一角で行なわれるのですが、熊本場内は何て言ったって広い!
場内って、大体お堀の中を言うでしょう?
お堀の中に色々な国の機関の建物がありますからね。
病院もあれば学校もある。博物館や美術館。昔はプールもあったし。
本丸だけで言えば、そんなに大きなお城ではないんです。
もし、このイベントに来られる方がいらっしゃいましたら、ご注意ください。
「熊本城」を目指してはいけません。
純粋に「宇土櫓」を目指してください。
一番主要な交通機関・・・って、バスか路面電車なんだけど、そこから「場内」は徒歩5分もかかりません。
しかし、「熊本城」&「宇土櫓」は、遠いぞ〜〜〜。
UP&DOWNが激しいし、足元が悪いので、ヒールの無い靴をお薦めします。

てなことで。
私もこの日は参上します。(なんてったって車で一時間)
ついでに言うならば、熊本、ものすごく暑いです。
半端無いです。
気温はさしてそうでもないのですが、湿度が異常に高く、御気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれません。
湿度対策をされて御来場下さいませ〜〜〜♪

「一度来てハイよ熊本に。待っとるけんね〜〜〜〜」


熊本公演情報、ありがとうございます 恭 【2004/08/14 09:43:27】 [削除]
>高倉 雅さま
公演会場の詳細情報書き込み、どうもありがとう
ございます〜。m(__)m
熊本城内にそんなにいろいろな建物があるとは
知りませんでした。
ご参加の皆さまもどうぞ迷われませんように・・・。

『恐宴』で語られた「怪談狂言」、野村万之丞氏のこと。 平撫得 【2004/08/10 08:31:56】 [返信] [削除]
8月6日、目黒雅叙園にて行われました「恐宴・耳なし芳一〜琵琶楽への誘い〜」
第2部の維新伝心=デーモン小暮閣下&友吉鶴心師匠のトークショーにて、「怪談狂言・耳なし芳一」や野村万之丞氏についても語られたりもしましたので、そのほんの触りだけ・・・

D「今年はずいぶん、耳なし芳一yearでさぁ」(笑)
これは・・・year(年)とear(耳)をかけたんだよね、やっぱり?
D「2月に(邦楽維新@横浜で)朗読やって、先週まで『怪談狂言』という狂言のエッセンスを取り入れた、能舞台で行う『耳なし芳一』をやったんだよね」
友「今まで、9公演やりましたね」
D「3週間くらいしたら(熊本で)やるけど、絶対忘れちゃうよ」(笑)
さらに話進む・・。
D「『怪談狂言』でも我々一緒にやって、ちなみに吾輩は『はっちゃい』の(会場一部爆笑&拍手)の安徳天皇やってたんだけど・・。今日、朗読の『耳なし芳一』終わって引き上げるとき、『これが本物の“耳なし芳一”だよね』って」(友吉さんまで爆笑)
友「いや(怪談狂言が)にせ物ではないですが、『耳なし芳一』を書いた小泉八雲氏の没後100年記念公演ということもあるんですね。朗読はかなり(原作に)忠実に、私と閣下で作ったダイジェスト版なんですね・・・。閣下、能の舞台でなにかを表現されるのは初めてだったわけですよね?」
D「もちろん初めてだし。どこでも話題になってないけど、画期的な事件なんだよ。こんな顔のヤツが能の舞台に上るのは。吾輩はメイクではないというのは、みんな知っていると思うけど、能舞台はメイクしたひとは立っちゃいけない」
友「狂言の演目でひとつだけ、舞台上でおしろいを塗るという演目があるんですけど。基本的には化粧したひとは舞台に立たない。舞台が汚れる・・」
D「いいじゃないか、拭けば」(笑)
友「拭けばいいんですけど、舞台は神聖視されていて、余分なものは打ち払った場所なので、汚したくないと」
D「わりと明治以降、江戸中期以降だよね。亡くなられたけど『怪談狂言』の言いだしっぺでプロデューサーの野村万之丞氏が昔からの狂言の歴史を研究していて。今でこそ、これこれしちゃいけない、こうしなきゃいけないとか、言ってるけど、昔の能舞台では、全国津々浦々から人が来て民俗芸能だったりを、伝統芸だったりを、宴会芸みたいに披露していたんだ、と」
友「そうそう」
D「それを現代によみがえらせる。だから、黒人が出てこようが、中国人が出てこようが、韓国人が太鼓を叩いていようが構わないと、そういう企画だったんだよね」
友「そうですね」
D「特に東京の国立能楽堂、『国立』だから・・・『くにたち』かと思ったんだけど(笑)・・は、やっちゃいけないという制約が厳しくって、万之丞さんはあえて、『国立能楽堂でそれをやるんだ。そしてそこにデーモンを出すんだ』・・で、国立能楽堂が絶対文句を言ってくる。『いやぁ、あんな顔したひとはダメですよ』そこで野村万之丞はなんと言ったか。『あれが、本当の顔です』」
会場大拍手大拍手。
D「それで通っちゃうのがすごいよね」
友「野村万之丞さんは、能楽協会の風紀委員長をしていて(会場笑&拍手)なにか協会内で御流儀のもめごととか跡目相続の問題があったりとか、御舞台の上かでやっっちゃいけないことやって始末書書かされたりとかしたときも、最終判断するのは野村万之丞氏であると」
D「自分が委員長だからいいんだ、と」
友「そうでもないんでしょうけど、きちんと長い歴史のもとがわかってらっしゃったので、いいとか悪いとかではなく、素敵なことだと。」
D「我々は先週、そういう舞台をやってきたと。終わった気になってるけど、あと1回やると」(笑)
友「ああいう舞台はどうでした?」
D「綺麗だよね。Simple as Bestっていうか、余計なものを排除して・・・」
という後は、「恐宴」でのステージ、客席構成の話に展開していく・・・。

おふたかたのお話からも、野村万之丞氏が、いかに素晴らしい、素敵な発想をお持ちであったかが伺い知れます。
改めて、心より御冥福をお祈り申し上げます。

PLUG in TOKYO 7/29(木)放送 恭 【2004/08/05 19:51:33】 [返信] [削除]
●PLUG in TOKYO 7/29(木)放送
怪談狂言「耳なし芳一」舞台生中継レポート その壱

妙に押し殺した口調の閣下、いつものように日付コールから番組スタート。
宗方氏「閣下、今日のスポーツ紙の気になるところは」
閣下「東京スポーツ『王者になるまで引退しない』
 『曙、中3週でK−1ラスベガス参戦』」
「全部見たけど、どの試合もパッとしないね」と笑いつつ
「吾輩ね、こんなスポーツ新聞チェックしてる場合じゃないんだけどね、今。
 まあ後で詳しく」
番組タイトルコール後、
宗方「今夜も、閣下と何分か(笑)お送りします」
閣下「5分くらいかな(笑)」

「吾輩も今までねぇ、この業界20年位?色んな事やってきたけどもねぇ、
 この番組では『邦楽維新Collaboration』をだよ、ライブをやっている最中
 に途中で中継って事もやった事あるけれども、今日はね、一段と可笑しいね
 (笑)状況が」

今回は、「耳なし芳一」舞台本番中の国立能楽堂・20畳位の広さの楽屋にマイク
を並べ、宗方氏・マッキー嬢・閣下は正座して、舞台出演中の閣下が「出とちり
できないので」TVモニターで舞台進行を観ながらの番組スタート。
舞台のすぐ近くなので、声が聞こえてしまわないよう全員声を潜めてトーク。

18:30開演(この日は5分押し)なので、既に1度出番を終えて「この時間が一番、
出番と出番の隙間なんで」楽屋に戻り、番組のオープニングにご出演の閣下。
「脩くんは今回ここに来ていると言う事は、マッキーはなんだ?
 半蔵門で留守番でもしてるのかな?」
と、隣に並んで座っているのにとぼけてマッキーを呼ぶ。
「赤耳の(笑)真紀盛(まきもり)?」
マッキー「ワザとらしいです(笑)。隣にいるじゃないですか」
この番組で、3人並んで話すのは初めて。
そもそも、国立能楽堂で狂言や能のTV中継をする事はあってもラジオの生放送は
普通やらない。多分初めて。
マッキー「すごいことやってますよねぇ」
宗方「しかもその出演者が、途中で出てるって言うのもあり得ない状況ですよね」

「あり得ない状況と言えばね、今回その『狂言』という言い方はしてるけれども、
 狂言って言うのは要するに、まだ歌舞伎やら、普通の演劇やらそういうものが
 世の中、日本に存在しなかった時代に、まぁ言わば『能』と並んで日本のメインの、
 エンターテインメントだった訳ね。だから『狂言』という言葉は、要するに
 イコール『演劇』という意味で、舞台の上で必ずしも古典の『やあやあナントカ
 カントカでカントカ』って喋る物でなくても、それは狂言なわけ。という発想で、
 まぁ要は『元は大衆娯楽だったよ』っていう事の表現なんだけれども、今回は
 『能舞台でどこまでの事ができるか』というチャレンジも含まれているんで。
 例えばよ、今日で7・・・6公演目になるのかな?今までにね、前代未聞、たぶん
 日本の能楽史上・能舞台史上始まって以来の『カーテンコール』」
宗方「カーテンコール・・・」
マッキー「アンコールっていう事ですか?」
宗方「拍手が鳴り止まずに・・・」
閣下「そうそう」

「拍手が鳴り止まないんで、もう一回挨拶に出て行くってやるが、能とか狂言とか、
 普通そういうシステムがないワケよ。なんだけど、福岡で初めてそういう現象が
 起きちゃった時に『どーすんだコレ、もう一回出てくのか?』って話になって、
 袖でね、意見が二つに分かれて、やっぱり固い派の人達は、『いや、そんな事は
 能舞台では前例がないからやめた方がいい』って言う人もいる中で、あのー
 専門家のね、野村万禄という人物が出演しているんだけど、万之丞氏の従弟に
 あたるんだけれども、その人が一言『いや、いいんじゃないですか?出てって』
 って言ったから、んー成程じゃ万蔵家の人が言うんだったらそれはじゃあ別に
 いいんだ、つって出てって、もう一回礼をして、んで後で聞いたら福岡の、その
 時は福岡だけどね、能舞台で、カーテンコールがあったのは今まで見た事がない」


怪談狂言「耳なし芳一」舞台生中継レポート その弐 恭 【2004/08/05 19:52:44】 [削除]
「もう一個言うとね、まぁこれはどう解釈するか、吾輩が言う
 のもなんだけど、能舞台っていうのは基本的に『化粧』を
 した人が上がっちゃいけないのね。能舞台がね『汚れる』っ
 ていう事がいけないんだけど、それで厳密に言うと楽屋も、
 ここ今楽屋だけど、化粧してる人は出入り禁止と言うか、
 それで歌舞伎役者とかも出た事がない訳よ。
 ・・・でまぁ、これを聞いた諸君は、なんで吾輩が出てんだと
 思うかもしれない。
 それは理由は簡単で、これプロデューサーの野村万之丞氏
 がだよ、『いや、アレは本当の顔ですから』。
 で、まあ勿論ね、本当の顔だからっていう事で『じゃあしょう
 がないですね』と。化粧ではないと。
 本当の顔であるが故に、能舞台にも出れると。」

マッキー「じゃあ、例えば女性はダメなんですか?」
閣下「・・・まあねぇ。多かれ少なかれ、例えば節子ママの所の、
 つまり和泉元彌の兄弟は、お姉さん達も能楽師・狂言師だ
 けれども、やっぱり全然化粧してないって訳じゃないから。
 ま、汗でポタポタ、要するに化粧が下に落ちるとか、そういう
 のが良くない訳ね」

閣下「あ、もうねぇもう行かなきゃいけない。
 吾輩行ってくるから」
宗方「じゃあまた中継しますんで、ちゃんと」
閣下「やっといてくれ。あと、あんまり大きい声出さないように。
 それではまた会おう。
 ・・・あ、吾輩はもうきっと、番組には戻ってこない」
宗方「ありがとうございました」
マッキー「貴重な・・・時間でした。いってらっしゃい」
宗方「・・・と言う事で、後ほどまたたっぷりと中継をお送りいたし
 ます」

<CM>

CM明け、改めて宗方氏・マッキー嬢状況説明。
ここで宗方氏「耳なし芳一」(舞台の物語でなく、原作)の
あらすじ説明。

宗方「それでは千駄ヶ谷・国立能楽堂から閣下出演の
 『耳なし芳一』、ちょっと音を聴いてみましょう」


怪談狂言「耳なし芳一」舞台生中継レポート その参 恭 【2004/08/07 22:23:02】 [削除]
◎舞台生中継。
「良きに、はからえ」とフェードインしてくる閣下のセリフ。

迎えに行かせた芳一が来るのを待ちきれず、退屈極まりない
安徳帝(閣下)を、皆でお慰めせんと知恵を絞る場面。

平子守「では、平山盛が喉を、お聴きなされませ」 帝「はい」
平山盛「山盛が・・・」 帝「山盛がどうした」(場内笑)
山盛「・・・いたしまする。」 帝「はい」

中国語で歌いながら舞う山盛(張春祥)。
ひとくさり舞った所で
帝「もうよい。もうよい!(と踊りを止めさせ)
 ・・・評価の基準がわからん。(場内笑)
 もう一曲演るのか?」
別の中国語の曲を歌い出す山盛。
1フレーズ位で再び「もうよい!」と止める帝。
山盛「・・・失礼いたしました。」
帝「そちは、本当にこの辺りに住居(すまい)致しておるのか?」
山盛「10年間、高円寺の、ちっちゃいアパートで、住んで
 います」
帝「もうよい!(笑)」

平子守(大坪光路)「わたくしで、よろしゅうございましょうか」
帝「やれ」 子守「では」
子守「それがし、平子守が、新しき舞を御覧にいれましょうぞ」
帝「ほう、新しき舞とな。
 (興味なさげに)ふーん。・・・倉木麻衣」(場内笑)


再び楽屋の宗方&マッキートーク。
宗方「・・・と言う事で、ステージでは閣下が寝転んでますけど。
 ちょっと待って、耳なし芳一ってこんな話だったっけ(笑)」
マッキー「そう、会場からはね、笑いがすっごい起きてるじゃ
 ないですか」
宗方「観たんだよね」

マッキー嬢は前日7/28(水)の舞台を観覧しているので、今
これはどういう場面なのかを説明。
28の舞台では、帝のギャグは「宝生(ほうしょう)舞」だったとか。
マッキー「『ぼくちゃんはっちゃいなんでちゅ』とか言ってて
 ですね(笑)」
<いやそこまで幼児言葉な訳では・・・あんまり変わらないか(笑)

◎舞台の、舞いながら歴代天皇の名前を暗誦する子守、安徳帝に
「朕はいったい、いつ出てくるのじゃ」と突っ込まれ
「びょうびょうびょう・・・」と犬の鳴き声で誤魔化す。
帝「もうよい。もうよい。(と止めさせ)
 ・・・悪くはない。(場内笑) 悪くはないが、朕の心を満たす
 ものではない!
 心の穴は、満たされては居らぬ。あの、琵琶をかき鳴らし、
 平家を語る者はどうした!」
山盛「・・・それは、太夫(たゆう=平万禄)様が・・・」

帝、本舞台から上手の橋掛かりに向かって呼び掛ける。
「やいやい万禄、居(お)るかやい〜〜〜〜〜!」
「応、応〜〜〜〜〜」
「居〜る〜か〜〜〜〜〜!」「応、応〜〜〜〜〜〜〜!」
橋掛かりの奥(上手袖)から応える平万禄(野村万禄)と帝の
掛け合い。
橋掛かりを渡り、帝の前でかしこまる万禄。
帝「・・・居(い)たかやい。」
万禄「御前(おんまえ)に候(そうろう)」
帝「芳一なる琵琶法師はどうした」
・・・と話が進む所でフェードアウト。

◎本日の1曲目:デーモン小暮閣下
「ICHIGO(一期)〜A sprit of ZEN〜」


怪談狂言「耳なし芳一」舞台生中継レポート その四 恭 【2004/08/07 22:24:17】 [削除]
◎再び舞台生中継。
芳一(及川 健)がちょうど平家物語を一節語り終わり、
嘆き悲しむ亡霊一同。友吉氏の薩摩琵琶演奏をバックに・・・
万禄「さてもさても、そちの語りは、哀れなものよのう・・・」
子守「それにしても、なんと切ない・・・」
山盛「あの時、潮の流れさえ、変わらなんだら」
大盛(サミュエル)「なんだら、なんだら!」
万禄「今更そのような事を言うても詮(せん)無き事じゃ。」

芳一「・・・畏(おそ)れながら、私はそろそろ、寺に戻らねば
 なりません」
万禄「なに、まだ来たばかりではないか」
芳一「皆様に喜んでいただける事、至上の喜びでございます。
 されど、夜が明ける前に戻らねば、きついお叱りを受けます。
 二度と、参上する事叶わなくなります」
帝「・・・左様(さよう)か。ようやく逢う事ができたのじゃ。
 明日もやって来て、平家を語ってもらいたい。
 明晩も来ると約束するのであれば、帰してやっても良いぞ。」
万禄「如何(いかが)じゃ、芳一」
芳一「必ず、参上致します。」
万禄「大盛」 大盛「は?」 
万禄「お送り致せ」 大盛「ははっ!」

ここで再び宗方氏のタイトルコール&状況説明。
笛の調べと帝の歌。
「♪心の穴〜あけると閉じる〜、体の闇〜埋めたら開く〜♪」

帝「朕は眠くなったぞ。寝所(しんじょ)に戻る」
舞台奥、左右にわずかに開かれた屏風の奥へ消える帝。
チリ〜ン・・・と響く鈴(りん)。

舞台生中継をBGMに、宗方氏の舞台解説と出演者紹介。
舞台は激しい琵琶、芳一を探し回る和尚。

◎再び舞台生中継。
翌晩、平家物語の続きを語りに訪れる芳一と、待ち受ける
亡霊達。

帝「今宵は、何を聞かせてくれるのかな?」
芳一「壇ノ浦の、続きを語らせて頂きます。」
万禄「そちは、平家の物語を、最後まで語れるのじゃな?」
芳一「御意にございます。」
万禄「確かじゃな?」
芳一「嘘偽(うそいつわ)り、ございません。」
帝「ならば、今宵は一気に最後の段まで聞かせてくれ。」
芳一「それは・・・」
帝「できぬと言うのか?何故(なにゆえ)じゃ?」
芳一「それは、ここで一段語りますと、それだけで夜明けが来て
 しまうのです。ここは、時の流れが速うございます。
 どうしてで、ございましょう。・・・畏れながら、私は毎晩、
 どなた様の御前で語っているのでしょう」
万禄「それはまだ、知らぬで良い。」 芳一「なぜに・・・」
帝「今宵は満月じゃ。万禄、宴(うたげ)の支度をしようぞ。」
万禄「かしこまってござる。」

芳一の所作に重なって友吉氏の平家物語。

笛と琵琶の調べ。舞台には帝と芳一。
帝「満ちたる月も明日(あした)には欠けてゆく。
 この世に、不滅なものなどないのう。」
芳一「まさに、左様でございます。
 私は、生まれついての盲(めしい)にございます。
 月さえも、見えませぬ。世の在(あ)り様(よう)も見えませぬ。
 我が身を恨む事、再三でございます。」
帝「生きている意味が解りたいのか。」
芳一「左様でございます。」
帝「朕は、死んでいる意味が解りたいぞ。
 何故(なにゆえ)、このような亡霊のままなのか、それが
 知りたい。
 ・・・我(われ)は孤独であった。如何(いか)に、臣下共に
 回りを囲まれていても、孤独であった。
 だが、そちの琵琶と語りだけが、我の心を満たしてくれた。
 ・・・なぜか、懐かしい、声と琵琶じゃ。」
芳一「わたくしも、初めてお会いした気がしません。
 懐かしく、和(なご)んだ気がいたします」
帝「・・・左様か。
 そちは不思議に思うかも知れぬが、我にはわかる。
 そちにはいずれ、平氏の宝を賜る日が来ようぞ。」
芳一「は・・・ははっ!」

帝「どうじゃ芳一、このままここで暮らさぬか。
 そちが居てくれれば、我の心の穴は、満たされる。
 どんな贅沢もさせようぞ。地位も名誉も、望み次第ぞ。」
芳一「・・・貴方様は、どなた様であらせられましょうか?」
帝「どのように考えるも、勝手じゃ。芳一、一緒に暮らそうぞ。
 ・・・如何(いかが)じゃ。」
芳一「・・・。
 もう一日、考えさせて下さりませ。お願いします。」
帝「・・・相分かった。考えるが良い。」

ひと際高く響く笛の音。
芳一「時を告げる鳥が鳴きました。夜明けにございます。
 帰らせていただきます。」
帝「・・・左様か。
 今宵も、迎えを遣わす。必ず来るのじゃぞ。必ず。」
芳一「かしこまりました。」

宗方&マッキーのコメントで、CMへ。


怪談狂言「耳なし芳一」舞台生中継レポート その伍 恭 【2004/08/07 22:25:05】 [削除]
◎引き続き舞台生中継。
和尚、芳一、そして帝の「♪体の闇〜」三重唱。

前日の舞台を観ているマッキーの解説で、小さく舞台生中継を
流しつつ。
舞台は、平家の墓所の前で演奏する芳一を激しく叱咤する
和尚と、抵抗する芳一。

マッキー「あのー私個人的にね、この芳一を演じている、
 及川健さん?ちょっと好みって言うか、ホントにねキレイな
 顔立ちで、でもう芳一の役にピッタリなんじゃないかなーと
 思うくらい・・・
 なんかおかしなことが・・・アレ?」 宗方「(笑)なんか・・・」
マッキー「安徳天皇ですか?」
閣下「今しゃべってる最中?」 宗方「(笑)どうぞ」
閣下「普段はね、この時間ここ(楽屋)に戻ってこないんだ
 けどね、気になったんで」
宗方・マッキー「大丈夫なんですか?」
閣下「いや、もう行ってくる。じゃ!」 宗方「(笑)」

マッキー「ビックリしたー。さっきまで舞台にいたのに〜」
宗方「最初の打ち合わせでは、この時間もう来ない予定だった
 んですけどね(笑)」
マッキー「『最初の5分だけしか出られないぞ』って言って
 たのにね」
宗方「ビックリしましたね」

◎再び舞台生中継。
和尚に叱責され、「亡霊達は、優しゅうございました」と反論
する芳一。
和尚「馬鹿者、芳一、まだ分からんのか!
 ええーい!芳一!こっちへ参れ!そこへ直れ!」
数珠を握り、般若心経を何度も唱える和尚。徐々に大合唱に。
「掲諦 掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦 菩提娑婆訶!
(ぎゃーてい ぎゃーてい はーらーぎゃーてい 
 はらそうぎゃーてい ぼーじーそわか)」

舞台暗転。小さくうずくまる芳一。
舞台中央の2枚の屏風奥からドン、ドン、と近付いてくる足音。
やがて立ち止まり、術の為に姿の見えない芳一を呼びながら
探し回っているらしき平家の亡霊の声(=閣下。安徳天皇とは
別役?その辺は不明です)

「怖いシーンなので」と舞台生中継をバックに話し続ける
宗方&マッキーコンビ。
お二人は、芳一を呼ぶ閣下の声=さっきまであんなに可愛らし
かったのに豹変した安徳天皇、と解説されてましたが、実際は
どうなんでしょうか。
<それにしても、邦楽維新の朗読で何度も聴いているのに、
 いつ聴いてもここのシーンの閣下の恫喝は怖い・・・
 怖過ぎる・・・

やがて薄明るくなる舞台上には、踊る芳一の耳。
長い両袖は蒼ざめたような薄いベージュ、両手の中指に長く
丸く伸びた紅い爪、両手首に結んで細く3本ほど垂らした紅い紐
(=流れる血ですね)。

◎本日の2曲目:デーモン小暮閣下
「HAGAKULE(葉隠れ)〜A sprit of Samurai〜」

<CM>

帝の御前に持ち帰られた耳と、皆の口とのお見合い。
音が演奏のみなので、マッキーがどういう場面か解説。

宗方「この後は閣下、舞台に出ずっぱりなのでご挨拶する
 ことができませんけど、来週またデーモン小暮閣下、元気な
 声をね、聞かせてくれますので」
マッキー「このあとね、オチがあるんで・・・それは言えません」
と今週は宗方氏&マッキーのシメで番組終了。
放送時間ぎりぎりまで舞台生中継・・・。

山盛と万禄の「那須与一」の物語を表した舞。
帝「これはなかなか面白いかも知れぬ。
 肝心な謎は全く解けぬがな。
 が、しかし、あと660年位は、退屈しのぎができそうじゃぞ。」
万禄「なんの、そのようにござりましょう」
帝「しかし、那須与一の話は知っておるのじゃ。
 朕はその、先の話が知りたいのじゃ。」
万禄「それならば・・・大盛!」 大盛「は。」
万禄「井盛」 井盛「は。」
万禄「敦盛様の・・・」
・・・この辺りで生中継はフェードアウト、終了。


番組感想を少々・・・ 恭 【2004/08/07 22:25:53】 [削除]
邦楽維新の時と違うのはやはり、
「ビジュアル(絵)がないとわからないことが多すぎる」
と言う事でしょうか。

東京では火曜〜土曜の公演だったので、宗方氏が放送までに
観劇されなかったのは仕方ないと思うのですが、全員楽屋
からの放送でない方がよかったかも・・・と正直思いました。

邦楽維新(ライブ)では展開のテンポが速く、所どころ
多少間が悪い箇所があっても、一リスナーとして面白く
聴けたのですが、今回はセリフ回しなど舞台の進行が割と
ゆっくりなのと、ラジオで生中継できる尺に舞台の場面の
尺が合わない為、実際に舞台を観ていてどんなシーンか
わかるならともかく、放送だけ聴いているリスナーは
きっとものすごーく「モドカシイ」気持ちだったのでは・・・。

もっと舞台の生中継を減らして、いつもの半蔵門スタジオで
別のテーマ(小泉八雲特集でもいいと思いますが)で
宗方氏が進行した方が良かったのかも・・・とすこし思って
しまいました。

舞台を観ていたら観ていたで、「あ〜もっとイイ場面が
あるのに〜」とか思ってしまうワケで・・・。
贅沢なのはよーくわかっているのですが。

「風林火山」の時のように、もっと他の出演者の方々の
コメントが聞けたりしてたら嬉しかったかも・・・?
生中継ってムズカシイなあとついつい思ってしまった55分間
でした。m(__)m


Re:PLUG in TOKYO 7/29(木)放送 耳なし蛙 【2004/08/08 05:09:18】 [削除]
はじめまして。私は福岡の舞台を観ていましたので、結構このラジオ中継を楽しめました。
そして、前もって舞台を観ていただけに、閣下が舞台で演じている最中にラジオに出演されるという離れ業に驚愕しています!

さすがは私達の閣下だわ! と思う一方、最初にスモーク・オン・ザ・ウォーターでご登場から結構長い台詞をお喋りになった後に放送に出てこられたのかと思うと、頭の中の整理はどのように付けられていらっしゃるのかと、不思議でしょうがありません。
演劇経験のある方、もしいらっしゃったらぜひ舞台中の出番以外での状況や心情をお教え下さい。
そして閣下のあれ(舞台中ラジオ出演)は難しいことなのかも。

■踊る耳・語る口■設置いたしました 恭@WP管理人 【2004/08/02 12:14:45】 [返信] [削除]
この舞台が楽日を迎えるまでの様々な事情を思うと、色々
ためらわれる事もありましたが、観劇後の余韻を味わううち
やはり何かの形で一観客の気持ちものこしておきたいと
思うようになりました。

まだ熊本公演がありますが、パンフの記述から公演としては
8/1の富山能楽堂で千秋楽を迎えたもの、と判断しまして、
「怪談狂言・耳なし芳一」専用掲示板をつくりました。

公演を観劇された皆さまの、おひとりでも多くのご参加を
心よりお待ちしております〜。m(__)m


どうぞお気楽にご参加を♪ 恭 【2004/08/02 17:05:54】 [削除]
まだ内容整理が追いつかず、作品データなどの羅列になって
いるので「お堅い」感じかもしれませんが、今後「単なる
みーはー企画・安徳天皇ヒイキスレッド」や物語の設定を
アレコレするスレッドなど作成予定ですので、どうぞお気楽
にご参加下さいますよう〜。m(__)m

この掲示板・左上の「なりたい登場人物ランキング」は、
例えば「平 万禄になって毎日ミカドをお世話したい」とか
特に深いイミも何もなくそのまんまなコーナーです。
理由コメントがないと、オモシロクもなんともないので、
ぜひぜひ「なぜその人物になりたいのか」をお書き添え
くださるとウレシイです。(^▽^)


方針変更いたしました 恭 【2004/08/04 13:43:43】 [削除]
最初「単なる人気投票だと某帝に集中しそう」と思って
「なりたい登場人物」にしてみましたが、それはそれでまた
偏る気もしますので、順位をつけるのが目的な訳でなし、と
「この登場人物に言いたいヒトコト」に変更いたしました。

キャラクターのみでなく、演奏陣を含む各出演者の方々への
ひとことメッセージ、どうぞお気軽にご参加を♪

野村万之丞氏と出演者の皆さま 恭 【2004/08/02 13:18:45】 [返信] [削除]
野村万之丞氏

「和泉流野村万蔵家に生まれ、3歳で初舞台。
父で人間国宝の萬さんらとともに狂言の発展に力を注いだ。
オリジナル狂言を創作したほか、新劇舞台への出演など
幅広く活躍。長野パラリンピックの閉会式の演出や、
NHK大河ドラマ「利家とまつ」の演技指導も担当した。

 能楽協会理事、京都造形芸術大特任教授などを務め、
来年1月には八世野村万蔵を襲名する予定だった。
今年4月、北朝鮮で仮面楽劇を上演したが、その後体調を
崩していた。

■狂言師・茂山千五郎さんの話 
驚いた。若過ぎる。一番の思い出は、国立能楽堂で
一緒に「武悪」をやったこと。万之丞さんが主人役で、
私が太郎冠者だった。和泉流(野村家)と大蔵流(茂山家)
では狂言の結末が180度違っているので、ずいぶん
苦労されていた。普段はとても温厚な方だが、お弟子には
厳しかった。ご尊父の芸をそのまま忠実に継いでおられた
一方で、現代風な要素も取り入れる工夫をしていた。
中国や東南アジアの仮面劇の研究などにも興味を持ち、
勉強熱心な方だった。」
<産経新聞ネットニュース記事より転載
http://www.sankei.co.jp/news/040610/bun101.htm

ご存知の通り、「怪談狂言」総合プロデューサー及び演出の
野村万之丞氏は、去る6月10日午前8時20分、神経内分泌がん
のため東京都渋谷区の病院で44歳で夭逝されました。

7月10日、早稲田大学大隈講堂にて楽劇葬が営まれました。

心より氏のご冥福をお祈りいたします。・・・合掌。


脚本と言うよりは原案・・・? 恭 【2004/08/02 13:38:52】 [削除]
脚本:田淵 久美子女史
http://www.tabuchi-kumiko.net/

島根県出身。NHK連続テレビ小説「さくら」他多数の
TVドラマを手がける脚本家。

上記の公式サイト・ご自身のメルマガ2004.06.27号&
2004.07.21号によりますと・・・今回の公演の脚本は既に
ご本人の作品とは距離がある模様・・・。
パンフコメントが、パンフ内でなく挟み込みの1ページ
だったのもその辺りの事情でしょうか。
女史の脚本もぜひ拝読したかったと思いつつ・・・。

今回の「耳なし芳一」に関して、万之丞氏とはわずか1回
のみの打ち合わせで、新演出の大久保氏とは作品の方向性が
一致しなかったとの由。
果たして公演はご覧になったのでしょうか、ご覧になったなら
果たしてその感想は・・・。個人的にもとても気になります。


●演出: 大久保 昌一良氏 恭 【2004/08/02 15:11:12】 [削除]
ラジオドラマや舞台、アノ有名昼ドラマ「愛の嵐」
「華の嵐」「はるちゃん」他を手がける。

昨年、ラジオドラマ「怪し野(題材「雨月物語」)」、
今秋「鶴屋南北と四谷怪談」を題材にしたラジオ
ミュージカル執筆予定、
2006年に「八百比丘尼」を題材にした舞台を上演予定。

パンフコメントで、
「出演者もスタッフも決まっていて、題材も決まっている
仕事はやり辛い」しかし、「あちらの世界から「怪談」を
作り続けろと呼ばれている」ので断るわけにはいかない。
「個性の強い出演者達」なので、「まずは出演者とのワーク
ショップから稽古」「ディスカッションを稽古場全体で
行い、面白さを発見する毎日」。
「絶対面白い「耳なし芳一」をお目にかけます。ご期待
下さい」と述べていらっしゃいます。

キャストの誰かが、音の何かが突出することなく、とても
緩急のメリハリがあって、最後はしんみりと余韻が続く・・・
わずか1時間半とは思えない幽玄の世界でした。
本当に面白かったです。


にはのおもは・・・ 恭 【2004/08/02 15:14:46】 [削除]
●弦楽器: 友吉 鶴心氏
http://www.biwagaku.com/
もはやこのサイトでは説明の必要もないと思われる、閣下
旧知の薩摩琵琶奏者。今年は「維新(以心?)伝心」という
コンビ名まで閣下が命名、8/6目黒「恐宴」でも耳なし芳一
で共演。

友吉氏がパンフで述べていらっしゃった
「にはのおもは・・・」の和歌について少々。

「には(庭)のおも(面)は  
 まだかわかぬに 夕立の  
 空さりげなく 澄める月かな」(源頼政・新古今267)

「さっきの夕立にまだ庭も乾かぬのに、  
 澄ましかえっている空の月よ」
夕立の激しさが嘘のように、静かで冴えわたった夏の月、
を詠んだ歌だそうです。

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