日本刀は和鉄では出来ないよ。 和鉄パトロール隊 【2004/04/23 00:24:48】[返信][削除] (和)鉄には、練鉄と鋳鉄の2つの意味がある。炭素量が2%以上
の鉄は、融点が低く低温で溶けるため、鋳造用あるいは、たたら
吹きにおいては和銑となる。この状態は脆いので、槌で鍛造して
炭素を叩き出すことはよく刀匠さんがやっているのでご記憶の方
も多いと思う。こうすると、鉄は柔らかく折れにくくなる。これ
を練鉄という。しかしこれでは柔らかすぎて刀にならない。それ
で炭素を叩き出すことを途中で止める。炭素量が0.6%ぐらいが好
適とされている。そして、この状態で焼入れという熱処理をする
と鋼(ハガネ)という「折れず、曲がらず、良く切れる。」状態に
なる。
しかし、実際は炭素を途中で止めることに労力は必要で、たたら吹きによって直接中程度の炭素の原料をとりだす方法が主流とな
った。この方法で取り出された日本刀の素材を和鋼(玉鋼)といい
江戸期にはほとんど現在の中国山地で製造されていた。よって日
本刀は和鋼(玉鋼)からできていると言うことに正当性が与えられる。
逆に言うと、和鉄なるものは成分調整に失敗した鋼と位置づける
ことができるのである。 |